「海とさかな」自由研究・作品コンクールを42年間支えている、株式会社ニッスイを全5回の連載で紹介します!

朝日小学生新聞掲載(2024年1月20日)

イワシなどの青魚の油に含まれる「EPA(エイコサペンタエン酸)」は、血液をサラサラにする働きがあるなど私たちの体に大切な栄養成分。ニッスイは、このEPAを世界に先駆けて医薬品原料として開発。第3回では、青魚の力を引き出すニッスイの取り組みを紹介します! 

「EPA」でもっと人々を健康に

 皆さんは、EPAという栄養成分を知っていますか? EPAとは、イワシなどの青魚の油に多く含まれる成分で、血液をサラサラにして、血液や血管の健康を維持するうえで大切な働きをします。人間の体内ではほとんどつくることができないため、魚を食べる機会が少ない方は積極的に摂るべき栄養成分。ニッスイは、EPAを医薬品の原料や、手軽に摂れるドリンクやサプリメントなどの形でお届けして、人々の健やかな生活をサポートしています。

魚の油から医薬品の原料に 

ニッスイが、EPAに着目して研究を始めたのは1978年のこと。その後千葉大学医学部との共同研究により、EPAの働きが明らかになりました。そして製薬会社と共同で青魚の油からEPAを取り出し純度を高める技術を開発、1990年に医薬品として世界で初めて認められました。イワシの油に含まれるEPAは20%前後ですが、これを96.5%以上にまで純度を高める技術はニッスイならではのもの。青魚の力を引き出す技術を磨いて、30年以上も人々の健康を支えてきました。

ニッスイの高純度EPAが世界へ 

2021年には、アメリカに向けて医薬品原料として高純度EPAの輸出を開始。さらに世界の人々の健康にお役立ちできるように、ヨーロッパやアジアなど世界中に展開する体制を整えています。

魚をはじめとした自然の恵みは、まだまだ知られていない、大きな可能性を秘めています。これからもニッスイは、「人々により良い食をお届けしたい」という志で、食の可能性を追求していきます。 

次回は2月上旬に掲載予定です。お楽しみに!